(1)病児/病後児保育利用申請書について
12月2日(月)より下記のように対応いたします。
①ふたばすまいるキッズ 病児病後児保育
当院が嘱託先であるため、未就学/就学問わず書類記載について別途の費用は頂戴しません。
②①以外の病児病後児保育
・月に1回まで、小学生以上の方は診療情報提供料(I)として算定します。
*乳幼児の方は包括医療対象のため別途算定はありません。
・月に2回以上(同日に2枚ご持参いただく場合も含む)となる場合
1枚につき、1,100円(税込)の書類作成料を頂戴します。
(2)PCR検査について
12月2日(月)より、小学生以上の方を対象にPCR検査を行う体制が整いました。
複数のウイルス、細菌について検出することができます。
未就学児を対象としないのは下記の理由からです。
①発熱機会が圧倒的に、小学生よりも多い
毎度毎度の発熱時にPCRを行うのは、時間的にも費用的にも無駄が多くなります。
そして痛い思いをするのはお子さんです。必要な場合に必要な検査を行います。
検査範囲には、インフルエンザ、新型コロナウイルスも含まれていますが、【周囲の流行状況】が大事な情報です。
流行時期にあり、診察所見から疑わしい場合はPCRではなく通常の抗原検査キットを用いるほうが簡便です。
小学生であっても「学級閉鎖になっていて」という場合は抗原検査キットを用います。
②原因ウイルス名が分かるメリットが、保護者の方が思うより少ない
多くのウイルス感染症は、特効薬もなく対症療法が基本です。つまり「〇〇ウイルスだ!」と分かったところで特に作戦変更はありません。
また、乳幼児に限りませんが「〇〇ウイルスかどうか」より、「お子さんが熱・咳などで疲弊していないか」を重視します。
高熱があっても食欲があったりニコニコしていたら、少しだけ安心して様子をみてよいわけです。
夏からしばらく続く手足口病の隆盛。
発熱がなかったり、皮疹はひどいけれど食欲はあったり、いやいや小学生でも食べられず脱水になってしまったり、と様々です。
「原因ウイルス(手足口病なら、エンテロウイルス、コクサッキーなど)が分かった」として「じゃあ風邪ですね」とは、決して言い切れるものではありません。巷でよく耳にする、「〇〇ウイルスは風邪だ!」はそもそも大きな誤りを含んだ文章です。
保護者や保育先が「知りたい」からといってお子さんに痛い思いを強いるのはお勧めできません。
③つまり
使用するケースとしては、「(例えば)中学生の方が高熱でぐったりですね(咳がひどいですね)、周りで例えばインフルエンザやコロナ、あとはマイコプラズマとか・・・特に聞かない、ふむふむ、それなら」とPCR検査を検討することになります。
そして②にあるように、原因が分かったとしても「カゼだね!」とは断言しません。「カゼでおわることが多いのだけれど、十分に休むこと、栄養も取りやすいものでヘコタレないように最低限維持すること。」とお伝えすることになります。
上記より小学生以上を対象とします。