notice
2024年5月24日
【RSウイルスに対する母子免疫ワクチン】
6月13日より予約開始、6月20日から接種開始です。
ご予約は在庫管理のため、必ずお電話でお願いいたします。
①RSウイルスについて
・多くの保護者が一度は耳にしたことのある、小児領域、特に乳児における呼吸器感染症(咳、鼻水、ゼイゼイなど)の病原体として有名なウイルスです。
・特に生後6か月未満の乳児では、重症化することが決して少なくありません。人工呼吸器が必要になり回復に時間のかかったお子さん、あるいは残念ながら命を落としてしまったお子さんを、院長も経験しています。
・RSウイルスに対する特効薬はなく、また基礎疾患のないお子さんに対するワクチンも現在はないため多くの保護者、小児科医が苦慮する感染症です。
②アブリスボ®について
・妊娠中の母体に接種することにより、母体内でのRSウイルスに対する免疫(中和抗体)をより高め、胎盤を通して胎児へ移行させます。
・対象:妊娠24週~36週 (のぞましい週数は28週~36週です)
・接種後14日以内に出産となった場合、ワクチンの有効性(赤ちゃんが抗体を十分受け取って出生する)は確立していません。
・日本を含めた世界各国で治験が行われ、およそ生後半年頃までの発症予防効果は50%前後、重症化予防効果は80%前後(ワクチンを打たなかった場合と比べて)という結果が得られています。
③費用
税込 ¥26,500
*非常に高額なワクチンですが、接種可能な妊婦さんはぜひご検討ください。
④副作用
接種による早産の増加、出生した赤ちゃんの異常などの報告はみられていません。
またコロナワクチン同様、肩への筋肉注射ですが発熱・倦怠感といった副反応報告は少ないようです。